尿路結石

2013年09月27日

最近、40代、50代に多い病気の尿路結石が20代、30代の男性にも増えているそうです。脂肪分や動物性タンパク質の多いコンビニ食、ファーストフードの普及が背景にあるようです。


尿路結石とは、腎臓から尿道までの尿路に結石が生じる疾患です。結石のある部位により腎臓(腎)結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と分類します。また、腎臓、尿管の結石は上部尿路結石、膀胱尿道の結石は下部尿路結石として扱います。尿路結石の95%は上部尿路結石です。


結石は、尿の成分の一部が微小な結晶になり、これらの結晶が成長して凝集し、尿路内にたまったものです。


結石の成分がシュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、またそれらの混合物であるものをカルシウム結石といい、全体の80%はこのカルシウム結石です。残りの20%ほどが、尿酸、リン酸マグネシウム、アンモニウム、シスチンなどの結石です。


結石になりやすい原因として、尿路の通過障害、尿路感染症、ホルモンの異常、(副甲状腺機能亢進症、クッシング症候群など)、代謝異常(高尿酸血症、シスチン尿症、過カルシウム尿症など)や、薬剤の影響(ステロイド、ビタミンD、緑内障治療薬)などがあります。


尿路結石は、突然背中から脇腹にかけての激痛(腎疝痛:じんせんつう)、血尿が典型的な症候です。腎結石は無症候のうちに経過することが多いのですが、これが尿流に沿って尿管内に落下し、結石による尿流閉塞と腎盂内圧の急上昇によって、腰背部から側腹部んいかける激痛や下腹部への放散痛が生じます。夜間や早朝に起きることが多く、通常3~4時間持続します。一部には腎盂炎を併発し、38~40度の発熱を呈することもあります。下部尿管に位置する結石では同時に膀胱刺激症状を伴うことも多く、頻尿、残尿感が起こります。


尿路結石を見つける検査としては、尿検査、X線検査、超音波検査、血液検査などがあります。


尿路結石の80%は自然に排出されてしまいます。X線写真で1cmまでの大きさの結石なら、自然に排出されることを期待して、尿管の緊張をゆるめて結石を通りやすくするような薬を使います。


自然排石が困難と判断される場合は各種外科的処置の適応となります。体外から衝撃波を加えて結石を細かく破壊し、自然排泄したり、内視鏡や開腹手術によって結石を取り出すなどの治療をします。


尿路結石は再発率が高く、食事指導や生活指導が適切になされなければ80~90%再発します。水分をこまめにとる、バランスのとれた食事、規則正しい生活を心掛けましょう。



成人男性の7人に1人が生涯に一度は尿路結石にかかるといわれているそうです。尋常ではない痛みに襲われるというのをよく耳にします。できることならなりたくないものです・・・。




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